長年のコケや汚れが大量に付着していた屋根上を遮熱塗料サーモアイで塗装しました。
まずは高圧洗浄で徹底的に汚れを洗い流します。汚れが付着したままだったり浮いた塗膜がそのままの状態で厚く塗装を重ねても、素地近くから新たに重ねた塗膜ごと剥がれてきてしまいます。しっかりと汚れを落とし、浮いた塗膜なども落として素地に接着剤の役割を果たす下塗りを塗布。その後でサーモアイ特有のビーズの入ったふわふわとした白い塗料を厚く塗り重ねることで真夏の厚さを軽減する遮熱塗料の効果を最大限に発揮することが出来ます。
取り扱いの難しい塗料ですが一級塗装技能士が施工に辺り、時にはメーカーの方と直接お話をして塗料について詳しく理解を深めて、施工に当たります。サーモアイに入っているビーズは沈みやすくしっかりと撹拌してから塗装しないとビーズが入っているところ、と 入っていないところの2層になって効果が薄れてしまうので、塗装している最中でも時折かき混ぜながら厚い塗膜を塗りあげていきます。
天気が良い日には鉄板のように熱くなり、職人が その照り返しで汗をだらだらと流しながら作業をする光景が見られる真夏の屋根上も この塗料を塗ることで薄い段ボール越しに触ったかのように熱さが和らいだ。との声も聞こえ、間接的に効果を体感することが出来ました。
