適した塗料を適した場所へと塗装する

元から灰色だった外壁が、日に焼けて更に色がくすんでしまった家の塗装作業です。外壁には水性のシリコン系塗料。屋根には遮熱塗料を使って作業をしました。今回を期に塗り替えた外壁の色は鮮やかな黄色。ひまわりを連想する暖かい色です。洗浄が済んで汚れが落とされた外壁にローラーや刷毛を使って、下塗りから上塗りまで厚く3回塗装を塗り重ねます。

もちろん、使う塗料はメーカーに定められた正しい希釈率で用意されたもの。必要以上に薄くしても見た目だけは陽に反射する綺麗な仕上がりとなりますが、塗料の効果や保ちは比べ物にならないくらい劣化してしまいます。環境にもよりますが、本来なら10年近く保つ塗装が数年で劣化し、形を保てなくなってしまわないよう、施工場所に適した塗料を使う必要があります。下請け業者が施工する場合、契約した時の金額がそのまま作業資金に繋がることは、ほとんどありません。安い工費、短い工期、結果良い工事…と言う事にはなりませんので、特に注意したいところです。

他にも窓枠や屋根を専用の黒色塗料で塗装にすることで対比により、暖かいだけではなく引き締まった印象も与える仕上がりになりました。屋根には暑さを抑える遮熱塗料を使用。その「暑さを抑える」と言う特性故に夏前に塗装を検討される方が多くいらっしゃいますね。ですが、屋根用の塗料を外壁に使ってもこのような効果を得ることはできません。適した塗料を使うことにより、より高く塗料性能を引き出すことにも繋がっています。

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