逗子市桜山で行ったサーモアイでの屋根遮熱塗装。 現場は築12年のコロニアル屋根とサイディング外壁のお宅で、今回初めての塗装工事となりました。
まずは家の高圧洗浄から開始。最高150キロ圧もの勢いで水が噴射される高圧洗浄機を 使用して、長年蓄積していた汚れを洗い落とします。特に屋根塗装では、洗浄が不十分だと塗料の密着力に影響するので、入念に除去することが大切です。
水洗いする前のコケや汚れが付着していたコロニアル屋根。
ジェット水流で洗浄した後。付着物も、弱っていた塗膜も取り除くことができました。
洗浄後は棟押さえや雪止め金具をケレンして、下地に研磨傷をつけて いきます。この微細な傷が塗料の食い付きを向上させて、塗膜を剥がれにくくします。 ケレン後はサビ止めを塗布し、鉄部の酸化を抑制して腐食しないように予防。
次にサーモアイ専用のシーラーで下塗り。このシーラーにも太陽熱の反射性能があるので 中塗り、上塗りとトータルで日射反射率を高めます。 屋根全体にたっぷり塗布。
そしてサーモアイ主材で中塗りをしました。 色はクールジェノバブラウンで、メーカーカタログによると日射反射率は36%とのこと。 色によってこの日射反射率は変わり、明るくなればなるほど反射率は向上します。
最後は上塗りで3度塗りの仕上げです。 鉄部や出窓周り以外に、屋根材の重なり部分など掠れが出ないように先に刷毛塗装してから 、全体に塗料を行き渡らせます。
施工完了です。つややかで厚膜の屋根に仕上がりました。塗料を惜しみなく使用しているので、 遮熱性能が発揮される塗装になったのではないでしょうか。
一級塗装技能士による屋根の遮熱塗装 中塗り動画